自分の常識を相手に押し付けないようにしていきたい、たたりんです。
仕事をしていると、何の説明も受けてないのに
コレくらい常識だろ
と怒られることがたまにあります。
ただ、色んな現場を転々としている身からすると、
ちゃんと説明してくれないと分からんよ
と思うことが多々あります。
実際、
- その会社だけの常識
- 現場だけの当たり前
といったことは多くあるように感じています。
それを社会の常識と誤認している人は少なくないでしょう。
例えば、SE業界では『PT』と呼ばれる工程があります。
この単語が、
- 単体テスト
- 結合テスト
- 総合テスト
の工程を指していますか?
おそらく業界に関わったことのある人の多くは『単体テスト』を指すと思います。
(現に検索しても、単体テストを指して説明しているサイトが多いです)
実はどの工程も『PT』と呼ばれることはあります。
実際私もある現場に配属された時に『PT』と聞いて、単体テストに関わる業務になると思っていました。
しかし、業務に関わるようになると、総合テストの業務でした。
この時に調べて知ったのですが、
- 業界内で用語が統一されていない
という事を知りました。
それ以降、略語はあまり使わず、どの工程か聞くようになりました。
このように、ある現場の略語が別の現場では、違う意味を持っていることもあります。
自分では当たり前に思っている意味が別の人には違う意味を持っているということは、
常々発生しうることでしょう。
ということで今回は『言葉にしないと伝わらない』という考えについて紹介します。
これくらい分かってるよね?
と思い込んでいると、認識齟齬が起こり、トラブルに繋がる事も多いです。
離婚の原因として多い理由にも、コミュニケーション不足という結果があるそうです。
公私問わず、コミュニケーションを取ることで円滑に進められるようになりたいです。
コレくらいやってくれるという思いは伝わらない
仕事で作業を終わらせた報告をした時に、追加で
コレも終わってる?
みたいなことを言われて、
終わっていません
と伝えると、
コレくらいやってくれてると思ったのに
みたいに言われた経験がある人は少なくないと思います。
この様なコミュニケーションエラーのようなことは頻発すると思っています。
私達は、相手の心を読むことはできません。
だからこそ、きちんと伝える必要があります
追加でやったほうがよさそうなことがあっても、
- 言われてないし、やらなくてもいいや
- 言われてないけど、できそうだしやっておこう
このように、判断は人それぞれになります。
(私は基本前者で動きます。報告後に指示を受けたらやればいいと考えています)
きちんと伝えておらずに、
コレくらいやってくれる
というのは考えの押し付けでしかありません。
報告後に
すまないけど、コレも追加でやってくれる?
と言われるのと、
コレくらいついでにやってくれるのが当たり前だろ
みたいに言われるの、
自分はどちらの人と一緒に仕事をしたいか
考えてみると明白だと思います。
自分自身を『この人と一緒に仕事をしたくない』と思っている人と同じ行動をすることをしないようにしましょう。
自分の常識は相手の非常識
よく聞く言葉ですが、
自分の常識は相手の非常識
だと考えておくといいでしょう。
自分では常識だと思っていることでも、相手にとっては常識ではないことは多いです。
こうした思い込みから、スレ違いがおき、問題が発生することもあります。
コレは仕事よりもプライベートの方が起きやすいでしょう。
例えば、オンラインゲームで野良PTを組むときなんかは、起こりやすいかと思っています。
FPSゲームなんかでは、無策に突撃すると集中砲火を受けてあっという間に落ちてしまい、
人数不利になってしまいます。
立ち回りは人それぞれ、得意不得意はあると思いますが、
自分の得意な立ち回り=他人にとっては常識ではない立ち回り
なんてこともあります。
そんな時は、
なんだ、あの意味の分からない立ち回りは!
と怒るのではなく、
どんな意図を持った立ち回りなのか
といったことを考えたほうが、戦略幅が広がりますし、自分の技術向上にも繋がるでしょう。
自分の常識が世の中の全てでは無いことを忘れないようにしましょう。
相手にうまく伝わらない時はある
どれだけ丁寧に説明しても、相手に伝わらない時はあります。
知識量は人によって違うからです。
そうした時に必要なことは、
- 専門用語を一切使わないようにする
- 画面を見せられる時は、画面を見せながら意識合わせをしていく
- サンプルを提案をし、相手が考える量を減らす
といったことをしていくのがいいでしょう。
伝える側というのは管理職の立場の人の場合が多いでしょう。
管理職の立場の人に求められるのは、根気強さです。
最初は噛み合わないことも多いでしょう。
そこを少しずつ改善していくことが、管理職という立場の人の仕事だと思っています。
自分の意見を上から押し付ける、大した説明もしてないのにできてないことがあれば、怒る
こうした人は三流だと思っておいたほうがいいです。
とはいえ、立場上どうしようもないこともあります。
苦しいのであれば逃げてしまいましょう。
伝えたことを理解してもらうには根気が必要です。
焦らず少しずつ歩を進めていきましょう。
終わりに
以上、『言葉にしないと伝わらない』という考えでした。
まぁ、実際言葉だけで伝えるのは難しいところもあります。
そうした時は、画面を見せたりといった工夫をしていくといいでしょう。
良くないのは、自分の考えを相手に理解させることを強要させることです。
自分の当たり前を相手に押し付けても、理解されないことは多いでしょう。
しっかりとコミュニケーションを取り、妥協点を見つけていくことが大切だと思います。
「言葉にしないと伝わらない」のは、仕事でもプライベートでも変わりません。
付き合いが長くなれば、
言わなくてもわかるだろ
と思うことが出てくるでしょうが、ソレが縁の切れ目にも繋がってしまいます。
きちんと伝えるべきことは伝えるようにしましょう。
以上、βуё (o’ω’o)ノシ βуё