コミュニケーションを取る上で言葉遣いには気をつけたい、たたりんです。
他人と会話・作業など、何かをするときにはコミュニケーションを取る必要があります。
ただ、コミュニケーションを取る内に、どうしても理解できないことがあります。
そうした時に、相手を批判したくなる気持ちは分かります。
ですが、そうした時に
相手を強く批判してしまうことは、以降に小さくない影響を残す
事になってしまいます。
その結果、相手を精神的に追い込んでしまうこともあります。
また、相手との関係を終わりにすることもあります。
メリットはほとんどありません。
強く批判されるのが嫌な適当なイエスマンが出来上がるかもしれません。
むしろ、デメリットの方が大きいです。
- 人が離れたら関係を一から構築し直すことになる
- 他人を追い込んだことで、人事評価が下がるかもしれない
- 周囲から関わりたくない人というレッテルを貼られるかもしれない
今回は
コミュニケーションをする上で強い批判をすること
についての考えを紹介します。
あくまでも個人の考えです。
ですが、『コミュニケーションを取らない』というのは生きていく上で不可能です。
コミュニケーションを取る上での正解はありません。
人には人の考えがあり、それを一つにまとめることはできません。
なので、色んな考えを取り入れるのが一番です。
その一助にでもなれば幸いです。
強い批判は相手を否定していることと同義
まず、批判と否定の違いについて見ておきましょう。
- 批判:人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること
- 否定:そうではないと打ち消すこと。また、非として認めないこと。
検索してみると、色々と出てきますが、意味混在している人もいるでしょう。
(私もそうです)
こうした意味を並べて考えてみても、
強い批判は相手を否定しているのと同じ
だと考えられます。
作業を進める上で、相手が間違えていたら指摘することは必要です。
でも、言い方には気を付ける必要があります。
例えばですが、レビューなどで作成された資料に間違いがあった場合
〇〇を確認したけど、そこ間違ってるよ
と指摘するのはいいですが、
〇〇が間違ってるけど、なんでそんなとこを間違えるわけ?
と指摘するのは、相手の能力(今までの経験)を否定しているように捉えられることがあります。
ニュアンスや態度もあるため、文章に書き起こすのは難しいですが、
相手が
- 自分を否定された
と捉えられるような批判する言動には気をつけたほうがいいです。
強い批判は相手を精神的に追い詰めることになる
強い言葉で批判することは、相手を追い詰めることに繋がります。
作業をしているうえで批判することはありますが、
- やる意味がない
- 時間掛けすぎ
- それくらい知っておけ
- お前は何もしなくていいよ
- こんな事もできないの
- なんでそんなことしてるの
という発言は言われた人を追い詰めることになります。
強い言葉での批判は、相手に
お前は能力不足だ。役立たずだ!
と言っているものです。
そうした事を言われて、気持ちの良い人間がいるでしょうか?
多くの人は不貞腐れて、雑にやるようになるでしょう。
(何をしても否定されるような事を言われるのですから)
十分な能力を発揮できずに、少しずつ精神を病んでいきます。
人によって能力は異なってきます。
- 得意・不得意
- できる・できない
- やりたい・やりたくない
- 合う・合わない
というのは人それぞれ違って来るものです。
その人の能力と環境が噛み合えば、十全の力を発揮してくれるでしょう。
逆に、噛み合わなければ、僅かな力しか発揮できないでしょう。
そして、少しずつ精神を病んでいきます。
人が力を発揮しやすい環境を用意することも大切になるでしょう。
強い批判をすると、十全な能力を発揮できず、精神を病んでいくことになるでしょう。
自分は平気だから相手も平気とは限らない
相手を強く批判することをやる人がやりがちなのが、
自分は平気だから相手も平気なはず
と思い込んでいることです。
別の書き方をすると、
自分は過去に苦労したのだから、相手も同じ苦労をすべきだ
ということです。
学生時代の部活動では、これがあったのは思い出です。
そして、後輩には申し訳ないことをしたと思っています。
(これは私も反省しないといけないことでした)
学生時代は、触れられる考え方などが狭いので仕方ない部分はあるかと思います。
ただ、社会人になってまで、これを強要するのは、如何なものかと思います。
例えばですが、
時代が変われば、技術も常識も変わります。
今まで苦労していたことが簡単になることもあります。
その恩恵を受けずに、
今までは、コレでやってきたから、コレを続けるんだ
と言うと、特に若い人たちは不満が溜まっていくでしょう。
近道があるのに、わざわざ遠回りするようなものです。
そして、こうした事を強要する人は、相手を強く批判します。
強い言葉(圧)を掛けながら強要されると、言われた側は更に不満とストレスを溜めていくでしょう。
不満とストレスが一定値を越えると、辞めたり病んだりしていくでしょう。
自分が平気でも、相手も平気であるとは思わないようにしましょう。
人によってストレスが貯まるポイントは違います。
その当たり前を忘れないようにしましょう。
終わりに
以上、『コミュニケーションをする上で強い批判をすること』についての考えでした。
仕事・プライベート問わず、人とコミュニケーションを取ることは大切です。
しかし、コミュニケーションの取り方には気をつける必要があります。
些細な事が、他人の地雷だったりすることもあります。
とはいえ、コミュニケーションに正解はないので、難しいところでもあります。
個人的には、
- 圧を掛けない
- 強い言葉を使って批判をしない
- 否定をしない
を気をつけていきたいと思っています。
相手を萎縮させてしまえば、そこから生まれるのは、
対等な関係ではなく、上下関係
になってしまいます。
上下関係となってしまうと、最後にはお互いに損をすることも多くなります。
相手を萎縮させてしまうと、十全の能力を発揮できなくなってしまいます。
そして、結局最後の尻拭いは自分ですることになります。
会社では上下関係になることも多いですが、
実態はお互い雇われの対等な関係
であることを疎かにしないようにしましょう。
経営者と従業員では、
- 仕事をして貰う代わりにお金を払う
- お金を貰う代わりに労働力を払う
といった対等な関係である事も忘れないようにしましょう。
強い批判をすることは、想定外のリスクを生むという事を忘れないようにしましょう。
以上、βуё (o’ω’o)ノシ βуё