今ある技術・知識は少しずつ時間をかけて手に入れた事を忘れないようにしたい、たたりんです。
すべての技術、知識は長い時間をかけて手に入れたものです。
しかし、それを忘れてしまうと、
なんで、こんな事も知らないんだ!
といったような態度を取ってしまうことがあります。
初めは知らなくても、できなくてもいいのです。
少しずつ身につけて、それを実践して失敗して、学び直して、
それで身につけていくものなのです。
最近は短い期間で成果を得ようという考えをしている人が増えているように思えます。
素人でも簡単に投稿できる時代だからこそ、
技術は一短にして得られない
ということを忘れないようにしていきたいです。
すごい技術を持って情報を発信しているように見える人でも、
それは長い時間を掛けて得たものなのです。
今回は『技術は一短にしては得られない』という考えについて紹介します。
私自身、特別優れた技術を持っているとは思ってはいません。
ですが、他人からは褒められることはあります。
そうした、自分にとっては当たり前でも、他人からは優れていると思われることはよくあります。
自分にとっては当たり前のことが誰にでもできると思い始めたら、それは危険信号だと思ったほうが良いです。
技術を身につけるには時間がかかる
仕事でも趣味でも技術を身につけるのには時間がかかります。
色んな人のゲーム実況を見てみると分かりやすいかもしれません。
ゲーム実況のタイトルやサムネイルに
- 誰でもできる
- 初心者でも簡単に最高難易度をクリア
みたいな書き方はよく見かけます。
ですが、実際に同じことをやってみるとできないことは多いです。
(動きのベースにするのは良いですが、ミスしたときのリカバリーをどうするかは自分で考えていきましょう)
攻略系のゲーム実況を出している人は、プロもしくはセミプロといった人たちが多い印象です。
要はやり込んでいる、もしくは似たジャンルのゲームをやり込んでいる
とかなりの時間を費やして得た知識を発信しているようなものです。
- キャラの操作の仕方
- CPUの挙動
- 対人でよくやってしまう動き
など、時間をかけて分析して慣らして得たものです。
なので、簡単にやっているように見えるけど、実は大量の技術の集大成なのです。
〇〇くらい簡単にできると思ったら気をつけたほうが良いです。
まずは土台となる技術や知識を得ることが先です。
それがない初心者に、〇〇くらい簡単だよと言ってしまうと、
簡単と言われている〇〇すらできないなんて自分には才能がないんだ
と言って離れてしまうこともありえます。
技術を得るには時間がかかるということを忘れないようにしましょう。
プロを舐めるな
その分野で働いている人(プロ)に対して、
〇〇でお金を稼げるなんて楽でいいな
といった発言を見かけることがありますが、それはその仕事を舐めているとしか言いようがありません。
仕事の楽な部分だけしか見えないことは多いです。
大変な部分というのは見えにくいものですが、どんな仕事でも大変な部分はあります。
それにも目を向けるようにしましょう。
1つプロを舐めている件を紹介します。
少し前に実績が殆どない人がプロゲーマーになるためにクラウドファンディングで資金を集めるということをやろうとしていました。
これはプロゲーマーを舐めているとしか言えないでしょう。
プロゲーマーというのは、長い年月をゲームと向き合って上手くなるための訓練を重ねて来た人たちです。
- 同じゲームを続けられる才能
- 上手くなるための訓練
- 失敗しても諦めない
などを積み重ねる必要があります。
ゲームを遊んでいれば簡単にプロゲーマーになれると錯覚してそうですが、
世の中そんなには甘くありません。
上手くなるためには、ただプレイするのではなく、
様々な試行錯誤が必要です。
どんなジャンルのプロでもそうです。
世の中に出回るのは良い部分だけです。
それまでの苦労というのは世の中には出回りません。
そうしたことをイメージできないと、プロを舐めてしまうので注意が必要です。
始めるのに遅いということはない
何かを始めるのに遅いということはありません。
60歳くらいになってからヴァイオリンを初めて見ようと思ったけど、年齢を理由に挑戦しなかった人が90歳くらいで後悔したという話を聞いたことがあります。
実際に60歳になってから始めていれば、90歳になる頃には、30年も続けられたということになります。
コレは結果論の部分もありますが、挑戦をしていれば、それなりの技術を身につけられたでしょう。
もちろん、それ一本で食べていくのであれば、早いに越したことはありませんが、
- 趣味でやってみる
- 副業としてやってみる
として本業とは別枠で考えるのであれば、いつでも始められます。
年齢を理由にやらないよりは、挑戦してみるほうがいいでしょう。
終わりに
以上、『技術は一短にしては得られない』という考えについてでした。
どんな技術でも一短には得られません。
長い時間をかけて自然と上達していくことのほうが多いです。
もちろん、毎回同じように繰り返しているだけでなく、
ちょっとした変化も加えていく必要もあるでしょう。
ただ、
短い期間でそれっぽい技術を身につけられる
といった勘違いが広がっているようにも思えます。
変化の早い時代だからこそ、早くに技術を身に着けたい気持ちは分かります。
しかし、時間をかけずに得た技術というのは忘れ去るのも早いです。
焦らず、着実に身につけることを意識していきたいです。
以上、βуё (o’ω’o)ノシ βуё