今月末で現場を離れることになった、たたりんです。
今私は業務委託のシステムエンジニア(SE)として働いています。
業務委託のSEというのは、他社の仕事の一部を引き受けて、それで給料をもらいます。
そのため、色んな現場(会社)に赴いて仕事をすることになります。
中には持ってる技術が使えない時もしばしばあります。
ずっと同じ現場で働く人もいれば、定期的に現場を移動する人もいます。
おそらく多くは後者になるでしょう。
同じ会社からいつまでも仕事をもらえるのは稀だと思います。
私は今の現場の仕事に大きな不満はありません。
(細かい不満はたくさんあります)
今の現場を離れるときは、自分から上司に異動願いをしました。
そこで今回は、
私が不満はないのに異動願いを出したかの理由
について説明します。
同業の方の参考になれば幸いです。
すごい不満がある場合はとっとと異動願いをだしましょう。
本音の部分としては「飽きた」って表現になるのかもしれませんが、
一応ちゃんとした理由っぽいものもあります。
同じ現場に居続けるメリットデメリット
まず、同じ現場に居続けるメリットデメリットについてです。
メリットは同じ現場に長い間いると、
- 新しく物事を考えずに手癖で仕事をする
ということができるようになっていきます。
慣れで仕事ができるので、だいぶ楽になります。
最初の頃はチンプンカンプンでも、ある程度仕事をしていると、
分かってくるようになります。
デメリットは、
- その現場でしか使わない知識しか蓄積されない
というのがあります。
色んな現場を転々としていると、
その現場独自のルールというものが結構あることに気が付きます。
そのルールは別の現場では適応できません。
多くの現場で使える知識を蓄えられれば良いのですが、
長く同じ現場にいると、その業務だけにしか使えない知識に偏っていきます。
新しい現場に移動した時に使えない知識ばかりを蓄えていくと、
年齢だけを重ねた人になってしまいます。
キャリアを考える上では、色んな現場で使える知識の方が重要になってくると思います。
業務委託の場合は契約が切れたら、そこまでになります。
40代後半くらいまでは、1年程度、最長でも1年半くらいで移動するのがいいのかなとも思います(リーダークラスは別かとも思いますが)
年齢を重ねてからは、同じ現場に可能な限り居続ける方がいいでしょう。
下手に移動しても、その現場の知識を身につける前に退職なんてこともありえますし。
業務委託SEはあくまでもサポート
業務委託SEはあくまでも一部分のサポートであると考えています。
何かあった場合、責任をとるのは元請けであると考えています。
ここ最近の現場は、何か見つかったときに、担当したと思われるチームに
なんでこんな障害が出てるの?
みたいな発言を目にすることが多くなっている気がします。
確かに、テストをしたチームの責任でもあります。
しかし、絶対に障害がでないシステムというものもありません。
何千というテストをしても抜けは絶対に出てきます。
特に大規模になればなるほど、細かいケースが漏れてしまうことは多いです。
それに、今回の現場は誰もテストエビデンスの確認をした形跡がありません。
そうなってくると、
担当者はできたつもりでも、実は漏れてました
なんていうこともありえます。
それに、プロジェクトを離れた人のやったことなんて分かりませんし、
担当していたとしても時間が経てば経つほど、その時に何をやっていたかなんてわからなくなってしまいます。
だからこそ、元請けの人がしっかり確認することが大事だと思っています。
最後に責任を取るのは元請けの人です。
業務委託SEはあくまでもサポートです。
ここ最近は、なんだか責任をコチラに押し付けようとする雰囲気がしてとても嫌な感じです。
(まぁ、業務委託SE側に責任が無いわけでは無いんですけどもね)
あと、無駄にやってますよアピールのため工数を出している感もありますし。
無駄な会議
毎日の夕会に無駄が多い気がしています。
ここ最近は予定通りに終わるようになりましたが、それ以前は当たり前のように30分~1時間超過していました。
開始する時間が定時の一時間前なので、超過するだけで無駄な残業につながります。
ほぼ全チームの全メンバーが参加しているため、会議室には100人くらいいます。
(まぁ、リモートなので大半の人は自分の作業をしているでしょうが)
30分伸びるだけで元請けは無駄なお金を支払うことになります。
全員に共有する必要があることは共有して、各チームの進捗をサラッと報告して、
問題がありそうなところだけ関係者を集めて別途打ち合わせ
という形にして欲しいものです。
単純に数が多いから難しいかも知れませんが。
あと、他にも無駄な会議がかなり多い感じがしています。
とりあえず参加してねーというのは多くの場合、無駄に終わっている気がしています。
その場で説明だけされても質問なんて浮かんできませんし、
結局作業をするために資料を読み漁って別途質問ということになることが多いです。
せめて予め資料は連携しておいてほしいです。
終わりに
以上、『異動理由を出した理由』でした。
まぁ、正直同じ現場に長くいるデメリット以外はそこまで気にしてないんですけどね。
私は、契約位置的にそこまで責任を取ることはないです。
しかし、人数調整がある時に切られやすい位置にいるのも確かです。
簡単に切られる位置で自分にしかできない事を身につけるか、
どこの現場でも通用する技術を身につけるかは自由です。
私は、仕事については『オンリーワン』を目指さなくて良いと考えています。
ちょっと技術を身につければ誰でもできることのほうが大切だと思っています。
一度『オンリーワン』状態になっていたときがあったのですが、
休みにくいわ、異動できないわ、で色々と思うところはできました。
汎用的な技術を身につけ、それを応用できるようになる方が
将来的に生き残る事ができると思っています。
また、すべての現場はいつか終わりが来ます。
そこの現場でしか使えない技術ばかりでは、現場が終わった後何もできなくなってしまいます。
それこそ、年齢だけを重ねたおじさんになってしまうことになるでしょう。
私はそうはなりたくないです。
なので色々な現場に赴き、そこそこのことができるようになっておきたいです。
自分が今の仕事、業界とどう向き合っていくかは定期的に見直しておくのがいいでしょう。
自分の思い描く人生を歩むためにも、仕事とどう向き合うかは重要です。
以上、βуё (o’ω’o)ノシ βуё