立場のある人の発言は重要だと思う、たたりんです。
今回は気になったニュースを取り上げます。
取り上げるニュースは最近話題になっている
吉野家の常務取締役企画本部長の問題発言
についてです。
なお、当役員の人はすでに、解任されています。
このニュースについて、個人の主観をまとめていこうと思います。
この手のニュースの問題点を考えることは、
未来の自分を守ることに繋がることでしょう。
私は専門家でもなんでも無い、ただの一個人ではありますが、
ニュースについての考えの参考になれば、幸いです。
結論
まず、今回の騒動となった発言は以下になります。
- 若年女性向けマーケティングを「生娘をシャブ漬け戦略」
- 「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘な内に牛丼中毒にする。男に高い飯を奢って貰えるようになれば、(牛丼は)絶対に食べない」
この発言から、
- 性差別
- 出身地差別
他にも、
男性客に対しても『家に居場所のない人が何度も来店する』
といったような、発言も合ったそうです。
発言からは、差別的な内容が多分に含まれていることが
今回の炎上に繋がったのでしょう。
拡散されやすい時代
今の世の中は多くの人がSNSを使った情報発信ができる時代です。
昔であれば、今回のような発言が合ったとしても、
拡散されず受講した人が不快な気持ちになって終わっただけでしょう。
しかし、今は簡単に拡散されてしまいます。
SNSに発信することで、不特定多数の人が目にすることができます。
その結果、今回のような炎上につながったのでしょう。
特に燃えやすい話題である『ジェンダー差別』の引き金になる発言は
軽率としか言いようがありません。
今の炎上し易い環境は例えるなら、焚火のようなものをイメージすると良いでしょう。
昔は、火をつけて燃やして追加の燃料投入がなく燃え尽きて終わりでしたが、
今は、燃やすためのどんどん燃料が投下され続けるようなものです。
伝えたい戦略
今回のマーケティング講座で伝えたかったのは、
若い女性をターゲットにしたマーケティングをするには?
といったことでしょう。
流行になるものの多くは『若い女性がきっかけ』となるものが多いです。
だからこそ、『若い女性』に来店してもらうにはどうするべきか、
どうのようにマーケティング戦略に取り組むべきか、
といった議論をするつもりだったのでしょう。
少し前には『タピオカブーム』がありましたが、
これも『若い女性』がきっかけです。
個人的に『若い女性をターゲットにする』のは吉野家のマーケティング戦略とは、合わない部分かなと思ってはいます。
自社商品の価値を下げる
今回の発言は『自社の商品』を低く見ている発言です。
高い飯を奢ってもらった人が牛丼を食べなくなる
といったことに因果関係はあるのでしょうか?
私は無いと思っています。
吉野家は長い期間全国展開できている会社です。
つまり、多くの人に利用しているお店とも言えます。
それに対して、食べなくなるという発言は、
『自分たちの提供している商品は美味しくない』
と言っているようなものです。
これは自社の商品開発をしている人たちにも失礼な発言です。
(この炎上発言のせいで、10年掛けて開発されていた親子丼の発表が中止されました)
美味しい商品を提供できていれば、何度もお店に通うはずです。
- 高いお店には、高いお店の良さ
- 牛丼屋には、牛丼屋の良さ
がそれぞれありますので、比較するべきものではないと思います。
終わりに
以上、今回の吉野家炎上発言について思うことでした。
今の時代、不適切な発言はあっという間に拡散されてしまいます。
特に会社の看板を背負っていると、会社が積み上げてきた信頼も一緒に落としてしまいます。
公の場で発言する際は、気をつけていかないといけないことです。
『シャブ漬け』など、悪い印象を与える発言には気をつけていくべきでしょう。
今回の件で、吉野家に不買宣言している人もいます。
(このニュースの某2重国籍議員のように議員が1企業に対してする発言ではないと思いますが)
上層部に対しては、問題の精査が必要になりますが、
一般社員や店舗、商品は関係ないと考えています。
不適切な発言があったからといって、牛丼の味に変化はありません。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いっとならないようにしていきましょう。
新発売された親子丼は美味しいようなので、今度食べに行ってみようと思います。
以上、βуё (o’ω’o)ノシ βуё