奨学金は借金であることを忘れないようにしていた、たたりんです。
投資を初めてそれなりに経った今、
借金の繰り上げ返済
について考えています。
私の現在ある借金は
- 奨学金
であと200万近くあります。
(奨学金はスカラネットで確認することができます)
その気になれば、満額一括返済可能な状態でもあります。
しかし、一括返済するとその分投資の複利効果が薄れてしまうという思いもあります。
今回は私なりに考えてみた、
借金の繰り上げ返済について
紹介します。
借金を返している人、繰り上げ返済を検討している人の参考にでも慣れば幸いです。
絶対的な正解は無いことだと思っています。
- 少しでも早めに返済する
- 予定通りに返済する
どちらでもきちんと返済出来るのであれば何の問題もないことだと思っています。
繰り上げ返済をすることによる
- メリット
- デメリット
を考えてその上で結論を出すといいでしょう。
メリット
借金を繰り上げ返済するメリットとして考えているのは、
毎月固定の支出が減る
ということがあるかと思います。
蓄財をする上で、毎月の固定費というのは最も始めに見直すべきことだと思っています。
(とかいいながら、固定費がどんどん増えているのが私です・・・)
借金を返済するというのも固定費に該当すると考えています。
毎月一定の金額を金融機関に返しているのですから。
そのお金を早めに返済できれば、
- 生活費の足しにする
- 娯楽費に回す(ちょっとした贅沢ができるようになる)
- 追加で投資に回せる
- 挑戦する時の不安要素が減る
と想定できます(個別についての考えは後述します)
上記のように借金返済に回しているお金を、
他に回せるなら何が出来るか?
ということを考えてみると、早めに返済できるならした方がいいのかもしれないと思うようになるかもしれません。
私は毎月2万円ちょっとの返済をしています。
2万円もあれば色々と出来ることは増えるでしょう。
選択肢を増やせるという点でも、早めに借金を返済するのはありだと思っています。
生活費の足しにする
かつかつだった生活費であっても余裕を産ませられる事ができます。
借金返済分のお金を回すことで、想定支出にゆとりが生まれるようになるでしょう。
例えば、
- 生活費15万想定で毎月の生活費が15万
となっていた場合、余裕がありません。
しかし、借金返済で2万円毎月余剰ができていれば、その分の余裕が生まれてきます。
・・・まぁ、正直な話、生活費に余裕がない人は借金の繰り上げ返済までお金が回らないと思いますが・・・。
娯楽費に回せる
借金返済に当てていたお金を趣味・娯楽に回すことができます。
毎月の出費を見て、
欲しいけど、今月はギリギリだしまた今度にしよう
なんてことを考えた事がある人は少なくないと思います。
そうしたちょっと我慢をしていたところにお金を回すことも出来るようになります。
追加投資が出来る
投資をする際に、追加でお金を回すことも出来るようになります。
投資は入金力によってどんどん差が出ます。
毎月返済に回していた1,2万円であっても、
10年後20年後には、大きな差になります。
将来のための蓄えを多くするために回すというのもアリだと思います。
挑戦する時の不安要素が減る
転職する・フリーになるといったことに挑戦する時の不安要素として、
借金が返済できなくなったらどうしよう
というのがあると思っています。
その不安要素があるから一歩を踏み出せないという人もいると思います。
で、あるのならば、先に不安要素を消してしまうという考えです。
不安が足を鈍らせるのであれば、その要因を消してしまうというのは一つの手だと思っています。
デメリット
繰り上げ返済をする上で考えられるデメリットは、
大金を先に失ってしまう
ということが考えられます。
借金は大金を借りて毎月コツコツと返済するものであります。
それを早めに返済しようということは、まとまったお金が必要になります。
まとまったお金というのは長い時間を掛けて貯めたものになります。
(大抵の場合は・・・ですが)
それを失うというのは精神的にダメージを負う可能性もあります。
コツコツ貯めてきたのに、無くなるなんて働くのがバカバカしくなったわ
という風に考えてしまうこともあります。
積立てていた分を返済に回そうとすると
投資の複利効果が薄まる可能性だってあります。
- 精神ダメージ
- 複利効果の低減
ということを考えると二の足を踏んでしまいます。
結論
メリット・デメリットを踏まえて、私なりの結論は、
目標資産額を決めて、越えた分を繰り上げ返済に回す
ということになります。
これであれば、
- 予定よりも早い完済
- 精神的ダメージを抑えられる
- 複利効果の低減を抑えられる
といった効果が見込めます。
一括満額返済ということができて、資産額を維持できればいいのですが、
現実問題、それが出来るのは極僅かです。
であるのならば、
一定の資産を維持しつつ、余剰分で早めに返済しきる
というのが良いと思っています。
私の現在の場合ですと、
- 500万円あれば、2年ちょっとは働かずに生活できる←目標資産額
- 毎月の手取りの10%以上は貯金・投資に回せている
という状態になっています。
目標金額は達成していますので、
- 手取り-(支出+手取りの10%)
の分を繰り上げ返済に回してもいいかなと思っています。
これであれば、生活には大きな影響はなく、返済期間を短縮できる見込みとなります。
繰り上げ返済に回せないときは繰り上げ返済せず、回せるときは回すくらいで考えています。
目的さえ見失わないようにしていけば何の問題はないと思っています。
終わりに
以上、『借金の繰り上げ返済について』考えてみたことでした。
借金が残ったままでは足枷になってしまうこともあります。
ならば、足枷を外すのを第一にしましょう。
繰り上げ返済をしようとして、生活が苦しくなってしまっては本末転倒です。
あくまでも『余裕があるときに』ということで考えましょう。
どんなことにも、メリットデメリットはあります。
良いところだけを見ずに、悪いところも見ておきましょう。
借金は確実に返す、自分の生活を犠牲にしないという方針だけは守りましょう。
以上、βуё (o’ω’o)ノシ βуё
PS.余談にはなりますが、今回の記事を書くに至って、
自分は今後の仕事をどうしていきたいか?
ということを考えていました。
500万という金額を貯めたときからずっと考えています。
過去記事はこちら
未だに色々と悩んでいます。
その悩みの一つとして、
- 奨学金の返済
がありました。
最悪なのは、
- 仕事を辞めて、返済しきれなくなること
だと考えています。
(お金の面で親に迷惑はかけたくないので)
であるのならば、先に返済してしまったほうがいいのでは?っと思いつきました。
お金はあるしすぐに返済!
ということはなく、今の資産推移と今後の支出予定も見直したりもしました。
色々と考えた結果、本記事の結論のような方針としました。